小児看護専門看護師という資格の特徴

国家試験に合格して看護師の資格を取得すれば、どの診療科でも働けるのが特徴です。
そしてしばらく働いていると、看護師の中にはスキルアップを図るため、上級資格の取得を目指す人も出てきます。
看護師の上級資格の一例として挙げられるのが、認定看護師や専門看護師でしょう。
専門看護師とは、解決が難しい看護問題を抱える患者や家族に、高度な看護ケアを施す能力を身につけた看護師のことです。
老人看護や母性看護といった13種類の分野があり、その1つとして小児看護専門看護師も存在します。
小児患者の成長を支え、小児患者に必要な高水準の看護ケアを施すのが小児看護専門看護師の役割です。
小児科では、小児看護に関する高度な知識とスキルを活かし、小児科医と一般看護師のパイプ役として活躍できるでしょう。
また、療養生活を送る小児患者とその家族の相談に乗り、療養生活をバックアップする看護専門外来で中心的役割も果たせます。
看護専門外来は看護師が主体となって医療に関わるため、医師の補助的役割を担う外来や病棟より充実感や達成感を得られるでしょう。
小児看護専門看護師になるには、看護系の大学院修士課程を卒業し、指定された研修を受けて認定試験に合格しなければいけません。
現場での実務経験も5年以上必要で、その5年のうち3年は小児看護に関わることが求められます。
ハードルは高いものの、小児看護に携わりたいのであれば、小児看護専門看護師の資格取得を目指すのがおすすめです。